目の前でプロの演奏を楽しんだ
児童養護施設「聖園子供の家」を運営する（社福）みその（江草明彦理事長）が７月８日、同施設にプロの演奏家を招いて音楽会を開いた。
この音楽会は施設で生活する児童や幼児へ本物の音楽に触れてもらおうと企画されたもの。江草理事長と親交の深い音楽学者・瀧井敬子さんが呼びかけて昨年12月から開かれている。３回目となった今回は施設関係者に加え、地域住民を初めて招き、交流も図った。
演奏したのはギター奏者のキム・ヨンテさんと、大学在学中から善行駅そばの喫茶店でコンサートをおよそ20年間開いていたヴァイオリニストの相川麻里子さん。フランスやイタリア、スペインの曲を弾き、曲のテーマや作者の人となりなども解説した。同じ曲をギターとヴァイオリンで弾き分けて音の特徴の違いを聴き比べる趣向も凝らされた。２人の奏者の前に座った子どもたちは静かに耳を澄ませていた。
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