絶滅したと考えられていた境川水系の純系種・藤沢メダカの繁殖を目的に、藤沢メダカの学校をつくる会(菊池久登会長)は11月11日、鵠沼藤が谷の第1、第2はす池でメダカの放流会を開催した。同放流会は今年で4回目。
同会のメンバーをはじめ、はすいけ児童クラブの子どもたち、来賓として招かれた鈴木恒夫市長ら約200人が参加。藤沢メダカ1000匹以上を放流した。
今年から同会に入会したという芳賀和平くん(滝の沢小5年)は「自宅で育てたメダカを持ってきて放流した。はす池で頑張って生きていってほしい」と話していた。
同会によると、藤沢のメダカは高度経済成長期から続いた田んぼの宅地開発などで、90年ごろにはほとんど姿を消してしまったという。一方、生存する純系メダカを探し続けていた当時の県水産総合研究所の専門家らの調査で、95年、はす池で捕獲したメダカを自宅で飼育している市民がいることが判明。発見された境川純系種は藤沢メダカと名付けられ、同会は飼育を希望する家庭、累計1400世帯に配布し、繁殖を進めていた。さらに、自然環境での種の保存を促進しようと、同会は2014年から放流会を続けている。
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