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藤沢版 公開:2018年3月23日 エリアトップへ

大庭在住 岩瀬さん 「歴史や城の魅力伝えたい」

文化

公開:2018年3月23日

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収集した本に囲まれる岩瀬さん
収集した本に囲まれる岩瀬さん

 大庭のマンションの一室に小さな”歴史図書室”がある。4畳半ほどの部屋に歴史や城、人物にまつわる小説や資料が並び、訪れる人の憩いの場となっている。

◇  ◇

 大庭在住の岩瀬章さん(69)が収集した、約2500冊がひしめき合う。戦国や幕末が中心だが、古代から昭和時代まで時代ごとに配架。歩き回って手に入れた、絶版や廃刊になった小説や城巡りで手に入れたパンフレット、図説なども自由に閲覧することができる。今年の秋には貸出も本格的に始める予定だ。

 もうひとつの見所が、岩瀬さんが実際に足を運んだ場所で撮影した写真の数々。竹田城跡(兵庫)や岩村城跡(岐阜)、鬼ノ城(岡山)。ファインダーに収めた数は膨大で、読む人の目を釘付けにする。「今年中には巡る城の数が350を迎える予定。本もあと500冊増やしたい」と意気込む。

 岩瀬さんは、57歳の時に糖尿病を患い、健康のために大庭城跡までウォーキングを始めたことをきっかけに城跡へ興味を持った。その後、歴史に関する本を収集するように。元々戦場だった場所を巡ることが好きだったこともあり、歴史的な背景を勉強するため、小説を読み始めたという。城巡りの面白さに気づいてからというもの、読破しては、次の城跡へ足を運ぶという繰り返し。妻と日本各地を飛び回り、写真に収めている。

「城跡は時代そのもの」

 「城跡の面白さは、その時代や当時の人のことがわかること」と岩瀬さん。蔵書も城より城跡の資料が多く、人物を題材とした小説が多いのも、この図書室ならではだ。「城は統治した結果だけど、城跡はその人の成長を見ることが出来る。世に出るまでの足取りを追いかけるのが醍醐味」と笑顔を見せる。

 岩瀬さんは「返却時に感想を聞くのが一番の楽しみ。多くの人に歴史と城の面白さを知ってほしい」と話す。

 今月末には淡路島と徳島へ。今後も新たな書物が増えていくに違いない。

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