藤沢市民会館敷地内の旧近藤邸で知的障害を持つ施設利用者11人で運営している喫茶店「すかいはーと」が、県産の野菜を使った新メニューを大手食品メーカーのカゴメ(株)と共同で開発した。
横浜市内で3月に開催されたイベント「みんなあつまれ」では、開発した「トマトパッツァ」と「湘南ゴールドスムージーパフェ」を提供。2日間でそれぞれ109食、376食を売り上げた。
トマトパッツァは三浦のキャベツを手でちぎり、湘南の小松菜をハサミでカット。仕上げに粉チーズを振り、オリーブオイルをかける。パフェはジャム、グリーンスムージー、コーンフレークを3層に重ね、仕上げに生クリームと色とりどりのフルーツを飾りつけた。
メニューは施設利用者をはじめ、カゴメ(株)、栄養士らを交え、今年の1月から話し合いを重ねた。栄養バランスや調理の手軽さなどを考え、試行錯誤すること2カ月半で商品が完成した。
下野うららさん(19)は「接客と盛り付けが面白かった」、吉川華子さん(26)は「料理を一つひとつ作る作業が楽しかった。食べてくれた人の喜ぶ顔がたくさん見られてうれしかった」と笑顔。
店長の津阪静香さんは「たくさんの人が食べてくれて本当に良かった。利用者が準備からとてもやる気があったので、自ら進んで仕事をしている姿が多く見られた」と話した。
新メニューの提供はGW明けを予定している。
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