「第13回藤沢の医療を考える集い」が11月14日(水)、藤沢市民会館小ホールで開かれる。藤沢市医師会が主催し、健康に関する情報を発信することで、市民と共に藤沢の医療を考えようと毎年開いている。今年は肺炎球菌とインフルエンザのワクチンによる予防がテーマ。実行委員の山田峰彦医師に話を聞いた。
―肺炎球菌とインフルエンザのワクチン予防をテーマに選んだ理由を教えてください
「肺炎は老人の友である」。1898年に内科医のウイリアム・オスラーが述べた言葉ですが、100年以上経った今でも的を射る名言です。
肺炎は、2011年に脳血管障害を抜いて、日本の死因の第3位となりました。高齢になるほどその順位は上昇します。インフルエンザは大多数の人は1週間前後で治癒しますが、体力のない高齢者などは、気管支炎や肺炎を併発しやすい。また、インフルエンザに引き続いて発症する肺炎(二次感染)は重症化しやすいといわれています。
市民の皆さんには正しい予防方法を知ってもらいたいと思います。
―悪化すると怖い病気ですね
そうですね。大切なのは重症化させないことです。もし重症化し入院となったら、病院で何もしない生活となり認知症になるリスクも2倍に、また足腰が弱り寝たきりになるリスクも上がると言われています。そうならないためにも、ワクチンの有用性をお話ししたいと考えています。
―病気への備えが大切ですね
はい。肺炎球菌とインフルエンザは両方のワクチンを接種するのが適切です。当日は、市内の医師らが、病気やワクチンについてもっと詳しい情報をお伝えします。また、質問にもできるだけお答えしたいと思っておりますので、ぜひ会場まで足を運んでください。一緒に健康について、医療について考えましょう。
問い合わせは藤沢市医師会【電話】0466・22・3041へ
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