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「地域と共に100余年。恩返しの精神、胸に刻み」 特別インタビュー 新社長、見据えるビジョンは 取材協力/株式会社門倉組
創業106年の歴史を持つ総合建設会社「(株)門倉組」(辻堂元町4の17の22)。従来の公共工事、集合住宅や商業施設の建設などに加え、近年では高齢者施設の新設や建物のリノベーションなど、時代に応じた事業にも力を注ぐ。老舗企業としての歴史を刻みながら「まちを愛する」「人に役立つ」ことを理念と掲げる同社。昨年5月、第4代目社長に就任した小澤智幸氏(46)に今後のビジョンについて話を聞いた。
―ご自身が考える、トップとしての役割は。
近年、高齢化や人口減少が進み、社会構造は大きく変化しています。また、人工知能など技術革新で産業が劇的に進化し、新しい時代が到来しつつあります。そうした変革期にあって、私の役割は時代に応じた総合建設業の新たな事業モデルを示すこと。一方では連綿と続く企業精神を次世代を担う若い社員に伝承していくこともまた大切だと考えています。
―大切にしている企業精神とは。
就任にあたり、5つの方針を掲げましたが、最も重視しているのは「地域に必要とされる会社を皆で実現する」です。仕事だけではなく、地域の課題や困りごとにも応え続けていきたいという願いと決意です。
―清掃活動やお祭りへの協力など、地域貢献に力を入れていますね。
地域貢献については歴代の代表がとても大切にしてきたことです。当社の100余年の歴史は、地域に育てていただいたと言っても過言ではありません。その恩返しができるよう、より貢献できる会社組織を目指しています。そのためには、「人とまちに熱中」という企業目標を絶やすことなく、地域との繋がりを重んじる社風をこれまで以上に大切にしていきたいと思います。
―時代に応じた事業展開というと、具体的には。
新築だけでなく、既存の施設点検やリノベーションにも注力していくことになります。建物には耐用年数があり、現在公共施設もその多くで老朽化が進んでいます。我々グループの根源は、「建物にまつわる人の命を守ること」。近年は特に災害も多発していますから、インフラ整備も含めて人の安全を守ることのできるご提案を率先して進めていく考えです。
―被災地でのボランティア活動にも取り組んでいると聞きました。
西日本豪雨の際は2日後に先発隊を派遣し、現地の状況を確認させた上で、私を含めて14人のチームを編成し、ボランティアに参加しました。遠い場所でも困っている人がいて、自分たちができることがあれば「すぐに行動する」。これも先代から受け継いだ精神です。これらは特別なことではなく、育てていただいた地域の皆様に代わって復興のお手伝いに行かせていただいているに過ぎません。
―ドローンの導入を決めたのも被災地でのボランティア活動と関係しているそうですが。
実際に被災地に足を運ぶ中で、人が入っていくことのできない現場をいくつも目にしました。当社としても地元で災害があったときの備えとして取り組むべきと感じたのです。ドローンがあれば道路が寸断したり、建物が倒壊した情報もいち早く把握できる。災害時は行政と連携し、情報を共有していきたいと考えています。もちろん建築現場においても、建物点検などで、足場のいらない、安全でスピーディーな作業が可能になるメリットがあります。
―今後の門倉組のあるべき姿とは。
これまで多くの方々が門倉組に関わっていただいたことと思います。皆様の経験、知識をはじめ色々な関わりの蓄積は何事にも代えがたい財産です。私たちは先人の財産を継承し、常に未来を見ていかなければと考えています。私たちが目指すのは、藤沢市をさらに住みやすい街にし、湘南ブランドを高め、みんなが憧れる街づくりを実現していくこと。それにはこれまで同様、地域イベントへ積極的な参加やボランティア活動を行いながら、CSR活動を推進することで地域の皆様と一緒に大きな夢に挑戦することが、私たちのあるべき姿だと思います。
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