元選手の指導で中学生ら
パラスポーツを通じて、子どもたちに障害について考えてもらう授業が22日、大庭中学校で開かれた。車いす陸上競技の元選手で、パラリンピックで2度入賞している花岡伸和さん(43)が講師を務め、子どもたちは体験を通じて理解を深めた。
全校生徒約500人が聴講した講演では、花岡さんが高校3年生のときにバイク事故で脊髄を損傷し、車いす生活になったことを紹介。下半身が麻痺したことに思い悩んだが、車いす陸上競技と出会ったことが人生の転機になったと振り返った。
その後実技指導では、約50人が車いすや伴走付きの目隠しランなどに挑戦。車いすに乗った生徒は「思ったより回らない」など苦戦しながら競技を楽しんでいた。
指導を終えて花岡さんは「社会に出れば高齢者や障害者、色々な人がいて、皆違っていい。来年のパラリンピックが本当の意味での共生社会について考えるきっかけになれば」、参加した神戸萌花さん(14)は「目隠しランをやってみて、本人だけでなく支える人も大変なんだと気が付いた。今日感じたことを思い出しながら来年は観戦したい」と話した。
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