神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2019年6月21日 エリアトップへ

新時代のビジネス―【4】 地域に開けた障害者支援

経済

公開:2019年6月21日

  • X
  • LINE
  • hatena

 全国的な高齢化の進展に伴い、身体障害者の数は年々増加傾向にある。そうした中、市内には様々な支援事業を組み合わせた障害福祉サービスを手がけている企業がある。目指すのは本人やその家族だけでなく、地域で支え合うための仕組み作りだ。

 子どもから高齢者まで幅広い世代の障害福祉支援をしている(株)ハビリスデザイン=高谷=の代表取締役・深見勝弘さん(36)。バリアフリーのリフォーム事業を皮切りに、ヘルパーや放課後等デイサービス、カフェを開設するなど身体障害者のための10個以上の事業を手がけている。

 元々の職業は大工。車いすで生活する妹たちのためにスロープを作るなどしていたことをきっかけに「これが仕事にできたら」と、バリアフリーリフォーム会社に就職。8年前に独立し、同社を起業した。

 利用者やその家族と関わっているうちに「介護負担が減る環境作りはしているけど、親御さんがフリーになれる時間も作ってあげれば、子どもたちの笑顔も増えるはず」と考えるように。4年前大鋸の事業所で放課後等デイサービスを開設した。その後、高谷に移転。ガラス張りの事業所には、カルチャースクールや御用聞きなどをするカフェも併設した。利用者からは「自由な時間が増えて家庭に笑顔が増えた」との声が届いているという。

 「障害福祉事業というと暗い、怖いなどネガティブなイメージが根強い。この閉塞感から抜け出すには、こちらがオープンになればいい」と深見さん。2017年には石川のヘルパー事業所と生活介護施設の間に地産地消のバリアフリーカフェを開設し、近隣の障害者通所施設で作成した雑貨やパンを販売するなどしている。いずれも同社コンセプトの「バリアフリーをデザインして笑顔を創る」を体現した空間だ。

 障害福祉事業は、それぞれの内容に特化し、専門的に支援されることが多い。深見さんは「横のつながりを大切にして、利用者さんの視野を広げられたら」と話した。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のローカルニュース最新6

植木販売やゾウガメも

植木販売やゾウガメも

4・5日 長久保公園

4月29日

謎解きで助け合い学ぶ

藤沢JC

謎解きで助け合い学ぶ

江の島で親子160人参加

4月27日

司法書士の無料相談会

司法書士の無料相談会

5月4・18日

4月26日

ズラリ大輪 甘い香り

ズラリ大輪 甘い香り

湘南台公園でツツジ見頃

4月26日

「湘南の貴婦人」今年も

帆船やまゆり

「湘南の貴婦人」今年も

28日から体験乗船

4月26日

振り込め詐欺4300万円被害

振り込め詐欺4300万円被害

警官名乗る手口

4月26日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook