ビーチバレーの女子高生日本一を決める「マドンナカップ」が先月、愛媛県伊予市で開かれ、石川在住の野口彩陽さん(横浜隼人高3年)のペアが準優勝に輝いた。野口さんは「準優勝はうれしいけど、優勝したかった」と悔しさをのぞかせた。
全国から49チームが出場した同大会。野口さんは同じバレー部のチームメイト福田鈴菜さん=茅ヶ崎市在住=と出場した。バレー部でアタッカーとして活躍している2人は、ビーチでも攻撃力を発揮。身長170cmの野口さんと、ジャンプ力のある福田さんが高い打点からアタックを決め、全国の舞台で躍動した。
決勝は大会常連の強豪校、東京都の共栄学園との対決。結果は及ばず、惜しくも敗れたが、攻めの姿勢で互角の勝負を演じた。野口さんは「少ない練習期間だったけど、最後に良い試合ができてよかった」と全力を出し切った様子だった。
夢はビーチで活躍
2人は中学生の頃、同じ湘南地区で、チームのエースとして活躍していた。互いにライバルとして意識し合う仲だったという。同大会には中学ビーチバレーの全国大会で優勝経験のある福田さんの誘いで昨年初出場。野口さんの父・拓也さんが、元ビーチバレー日本代表ということもありコーチを務め、初出場で準優勝した。今回も部活の合間をぬっての数回の練習。「予選から勝つ自信はあった。楽しんでできた」と振り返った。
野口さんの将来の夢は「ビーチバレーの選手として活躍すること」。進学もビーチバレー強豪大学を選んだ。「今回でさらに福田さんとの信頼が深まった。それを生かして、まずは春高バレー優勝に向けてがんばる」と抱負を語った。
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