大好きなサッカーで夢を叶えたい――。
今年、市内のクラブチーム・藤沢ユナイテッドＦＣで10番を背負い活躍した、勇碧（いさみ あおい）さん（24）＝辻堂新町在住＝が、プロ契約を目指して海外に挑戦する。「子どもの頃からの夢を絶対に叶えたい」と熱い思いでチャレンジを決めた。
勇さんは、小学１年生でサッカーをはじめ、すぐに夢中になった。小柄だがスピードのあるプレーで、６年生のときに関東選抜、中学生では世代別の日本代表に選出。将来を嘱望される選手のひとりだった。
だが、高校に入ると左右の膝のケガでプレーがままならず、３年間を不完全燃焼で終える。
プロ志向の強かった勇さんは、大学へは進学せず海外でプロ契約に挑戦することを選択。約４年間、ドイツの６部リーグでプレーを続けたが、契約はつかめなかった。
２年前に帰国し、今年は先輩に誘われ故郷の藤沢でプレーした。故郷でふと思い出したのは高校生の時に両親に背中を押された言葉。「本当にサッカーが好きでプロを目指すなら海外へ行ってこい」。諦めきれない夢への再挑戦を決めた。
藤沢から再挑戦夢へ応援を募る
勇さんは今回、費用をクラウドファンデングで募ることを決めた。「自分のようなサッカーバカで、夢を追いかけている選手を知ってほしい」
目標金額は80万円。支援金は生活費や活動費、チームとのコーディネート代などに使用予定。支援者にはサッカー教室を開いたり、ユニフォームをプレゼントする。「24歳の挑戦は厳しいと分かっている。目標はプロ契約。もちろん日本代表という夢も諦めない」と熱い言葉を語った。
クラウドファンディングは、ホームページ【URL】https://faavo.jp/shonan/project/4145から。
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