江ノ島参詣道沿いの洲鼻通りに面する老舗和菓子店「玉屋本店」の店舗兼主屋=写真=が、国登録有形文化財(建造物)に指定される。文化庁文化審議会が15日、文部科学大臣に答申した。
同店は1912年に開業。木造2階建、銅板葺で、西側に木造平屋・切妻造の工場を接続している。出桁造(だしげたづくり)の軒や1階前面を10枚の硝子戸で開放しているのが特徴的だ。工場も残っている点が重要で、近代産業遺産としての価値も有している点が評価された。現在も、名物のり羊羹などを販売し、営業を続けている。
店主の依藤光雄さんは登録を受け「歴史的な建物を大事にして、後世にも残していけたら」と話した。市の登録有形文化財の建造物は、16カ所34件となる。
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