斜面を点検する職員
５日に逗子市で発生した市道脇の斜面が崩落し、通行中の女子高生が死亡した事故を受け、藤沢市は18日から市道に隣接する斜面の緊急点検を始めた。
点検を実施するのは市道に隣接する土砂災害警戒区域内の１４９地点。盛土などで人工的に作られた法面と、高低差のある土地を補強する壁状構造物・擁壁が対象。これまで市では公有地の状態把握を中心に点検を行ってきたが、逗子の事故発生カ所が市道脇の民有地であったことを受け、公有地、民有地に限らず範囲とした。
18日、片瀬の片瀬西鎌倉線脇では、市道路河川部職員が国交省の点検要領に基づき、亀裂・段差・湧水・小崩落の有無・剥離などを、ハンマーなども用いながら目視を中心に確認した。点検は21日まで実施し、危険地点などは今後、対応を検討していくという。
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