一時は絶滅したと思われていた藤沢の地域系種「藤沢メダカ」を保護し鑑賞できる「藤沢メダカ池」が、市役所分庁舎入り口前に完成した。9日、メダカの保護や自然繁殖に取り組んでいる藤沢メダカの学校をつくる会(菊池久登会長)が200匹を池に放流した。
池は全長約6m、幅約1・5mで、ヒョウタンの形をしている。周りには藤沢に自生するミソハギやハンゲショウといった希少な湿性植物が植えられ、ビオトープのような空間に整備された。また、数を減らしているチョウを呼び込もうと、食草となる植物も植えられた。
放流したのは、藤ヶ岡中にある藤志ヶ池で、同会と生徒らが繁殖させてきたメダカ。同会の運営委員らによって放流すると元気よく池の中を泳いでいた。
菊池会長は「藤沢メダカを多くの方に知ってもらいたい。またメダカを通して、消えてしまうかもしれない藤沢の自然環境にも関心を持ってほしい」と話した。
市民から35万円
同会は8日、池の完成に先立ち、市民から募っていた寄付金を鈴木恒夫藤沢市長へ手渡した。多くの市民に関心を持ってもらいたいと1口100円の募金で、2年間で約35万円が寄せられた。
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