市内小中学校でも通常授業再開へ向け段階的取り組みが進む中、地域の子どもを守るための活動が活発になっている。コロナ禍でソーシャルディスタンス(社会的距離)や分散登校など、子どもたちが単独になる環境が生まれやすい。地域の担い手も子どもたちが事件などに巻き込まれないよう目を光らせる。
善行団地では自治会のボランティアが小中学生の登下校ルートに立ち、見守りを行う。活動自体は以前から実施していたが、人数を従来の倍に増やし、体制を強化。防犯・安全部長の星裕美さんは「人の目が増えれば不審者も現れにくくなるはず」と話す。
同団地などを管轄する藤沢北署では「不審者に関する通報は昨年同時期と比較し1・5倍程度増えている」と説明。「不審者だと思ったらすぐ逃げて。今はマスクをしている人が多く顔が分かりにくい。靴や所持品などを通報時の目印にしてほしい」と呼び掛ける。
一方、市南部を管轄する藤沢署では通報件数の増加はないものの「地域の目は防犯の要。外出を控える中、ゴミ捨てや掃除の時などのついでに家の側で様子を見るといった『ながら見守り活動』を推進している。見慣れない人など不審に思ったら相談して」と話した。
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