マスクを配布する発案者の貝作・加藤専務（左）と協力した渓濱商事・星社長
緊急事態宣言後、客足が戻ってきた江の島で５日、有志たちによるマスクの配布が行われた。
マスク配布は、江の島入り口にある飲食店、貝作の加藤孝典専務が発案。観光客が増える一方、マスクをしていないなど感染リスクの意識の薄さが見られ、観光地として、また高齢者の多い住宅地としての江の島を守りたいと考えた。マスクは貝作と取引のある渓濱商事（横浜市・星正輝社長）が２０００枚を用意した。
配布当日はあいにくの雨模様になったが、加藤専務や星社長に加え、藤沢市観光協会の湯浅裕一会長や、江の島観光協会の二見将幸会長、江島神社の相原圀彦宮司、江の島海水浴場協同組合の森井裕幸理事長、地元選出の市川和広・松長泰幸両県議ほか、市議も多数応援にかけつけ、観光客らにマスクを配った。マスクを受け取った人からは「江の島の意識の高さを感じた」「対策がしっかりしていて、また遊びにきたいと思った」といった声が聞かれた。
湯浅会長は「安心して楽しめる江の島のアピールにもなる」とコメント。加藤専務は「これをきっかけに、皆さんに感染リスクを意識してもらい、安心して訪れてもらえる江の島になれば」などと話した。
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