「自分に合った検査を」
-胃がん検診は今年度から内視鏡(胃カメラ)検査を受診できるようになりました
「胃がんは昔に比べ減少したとはいえ、死亡者数は肺がん、大腸がんに次いで多く危険な病気です。昔から胃がん検診といえばバリウム検査ですが、国の指針で2016年から市町村が行う検診で内視鏡検査の導入が認められています。藤沢市でも精度の高い検査を実施すること、市民の方々からの要望もあり今年度から導入を決めました。年齢は50歳以上で偶数年齢の方に限ります」
-バリウム検査と内視鏡検査のどちらを選ぶか悩む人もいると思います
「バリウム検査は造影剤であるバリウムを飲むことで、レントゲンに病変部分を写しだし病気を見つけます。内視鏡検査は、先端にカメラのついた細くて柔軟なチューブを口または鼻から挿入し検査します。
私は日本の内視鏡技術は世界一だと思っています。内視鏡は約70年前に日本のカメラメーカーによって開発され、現在では、世界の9割以上が日本製です。当然、日本の医師の技術も世界で最も高いレベルにあるといわれています。
市の内視鏡検診は、藤沢市医師会の経験豊富な医師が検査を担当しますので、安心してお受け下さい。胃がんは早期のものであれば、ほぼ100%完治できるがんです。検診を受け早期発見に心がけましょう」
-胃がんリスク検査(ABC検査)について教えて下さい
「胃がんのほとんどが、ピロリ菌とピロリ菌によって荒らされた胃粘膜に発生することが分かっています。今はその両者の状態が血液検査でわかるようになっています。それが胃がんリスク検査です。
ただし、この検査は胃がんそのものを発見する検査ではありません。胃がんが発生しやすいかが分かる検査になります。40歳から5歳刻みの方が対象です。受診券の届いた方は受診をおすすめします」
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