鵠沼小学校(亀本淳夫校長)の象徴として児童に愛されていながら、現在は閉鎖されている遊具「ぽてんこやま」。この復活に向け、同小の保護者らで組織されるKFP鵠沼おやじパトロール隊(小林昭二代表)が奮闘。学校と協力し改修に向けた道筋をつけたほか、先月9日には、教師有志らとともに、遊具とその周辺のせん定を実施。ごみ袋40枚を超える草木を刈った。「これからの児童たちへの思い出のプレゼントとなれば」と話す。
ぽてんこやまは、グラウンドの隅に設置されたおよそ390平方メートルの小さい山の形をした遊具。滑り台やトンネル、くさりを使った斜面のぼりなどが楽しめる。設置の詳細は不明だが、1970年のPTA広報に移設と完成の記録があることから、50年以上の歴史があると思われる。経年劣化で安全性の確保が難しくなり2019年7月に閉鎖された。
KFPでは自分たちが遊んだ思い出の遊具であること、そして、これからの子どもたちの思い出のため復活させようと結束。学校と協力し市に働きかけ、改修に向けての動きを作った。遊具周辺のせん定は「できることは自分たちで」と企画し、汗を流した。
亀本校長は「多額の予算がかかるとあきらめていたが、おやじの会の皆さんの働きかけで復活に向けた動きができた。本当に感謝している」と話した。
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