藤沢市役所で20日と21日、問診と検温を行う「感染症スクリーニングロボット」の実証実験が行われた。
県が取り組む、公募型ロボット実証実験支援事業の一環で、都内に本社を置く医療介護系ロボットアプリ開発に取り組む(株)シャンティが実施した。同社の稲垣幹夫代表は藤沢市内の開業医も務める。実験は、医療機関で導入されている感染症スクリーニングロボット「パラメディS」に、新たに問診機能など一般施設向けの機能を追加するためのもの。
ロボットは球体型の本体と検温カメラから構成。直近の体調不良の有無など音声による問診や非接触検温を行い、コロナ禍での施設の感染スクリーニングを支援する機能を持つ。
本体にあるディスプレイには問診の質問などの情報とともに笑顔のアイサインも表示される。案内音声も利用者に話しかけるスタイルが取られている。同社は「無機質になりがちな検温作業に温かみを加えられれば」とその狙いを話す。
ロボットを体験した市内在住の50代女性は「ありがとう、とロボットが声をかけてくれたのがかわいらしかった。検温が日常生活になっていく中で、こういったロボットが広まれば面白い」と話した。
実験は、きょう23日とあす24日、総合市民図書館でも実施予定。
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