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藤沢版 公開:2020年11月20日 エリアトップへ

「交換日記」で交流促進 コロナ禍のつながり作り

コミュニティ社会

公開:2020年11月20日

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ステイホームダイアリーに書き込む田中さん
ステイホームダイアリーに書き込む田中さん

 会えないけれど、社会とつながりたい――。コロナ禍で非対面交流が推奨される中、新たな地域交流の在り方が模索されている。市地域包括ケアシステム推進室が市民を対象とした講座「地域さんかく塾」の中で、交換日記を活用したつながり作りを提案している。

 交換日記は、受講する30代から80代までの市民11人が3、4人ずつの小グループに分かれ参加。市を通じて郵送で交換している。

 内容は講座専用のオリジナル。「ステイホームダイアリー」と題され、「おうち時間の過ごし方」をテーマに、体操や手料理など「家でやってみたいことのアイデア」をそれぞれ決め、日々の実践を記録。「市内でよくいくところ」や「健康法」など自己紹介のページもあり、参加者同士「日々の実践、毎日頑張っていますね。負けないように励みます」「趣味が食べ歩きとあるので、おすすめ店を教えてほしい」など感想やコメントを書き込みながら交流を深めていく。

 地域さんかく塾は、市が介護予防の視点から、地域交流の促進を図る目的で、昨年からデザイン会社・studio-Lと協力し取り組んでいる事業。新型コロナウイルス感染拡大に伴う非常事態宣言発令で、そもそもの地域交流という前提も危うくなったが、「コロナ禍だからこそ新たな交流の在り方が必要」と、再検討。時期を変更し、9月から12月にかけて実施している。

 交換日記のアイデアは、以前に、コミュニケーションが不得手な人や、単身転入者、定年退職後家にこもりがちな男性などに対し「外出せずに交流を始めるきっかけに」と出されたものの一つだったという。

前を向くきっかけに

 「交換日記なんて学生みたい」と照れ笑いしつつ書き込む田中力さん(71)。定年退職後、地域活動に積極的に参加していたが、コロナ禍で活動が一時停止。家でふさぎ込む時期もあったという。今回の交換日記は、前を向くきっかけとなった。「不安はあったけれど、どんな形でも交流は元気が出ると改めて気付いた。家での楽しみ方も色々あって興味深い。手書きの文字もそれぞれの個性が見えてうれしいね」と微笑む。

 「交流のきっかけ作りに、自分を見直し、相手を深く知ることができる交換日記は相性が良いのでは」と同推進室。今後、自治体や介護施設などでの展開も視野に入れているという。「そもそもつながりは、違う人の考えや生き方に影響を受け、自身の活力とするきっかけ。人と会って会話するだけではない、コロナ禍のつながり作りを提案していきたい」
 

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