藤沢市医師会 藤沢市歯科医師会 藤沢市薬剤師会
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新しい生活様式の中で、私たちはどのように健康維持を心がければいいのでしょうか。藤沢三師会に所属している藤沢市医師会理事の山田峰彦医師、藤沢市歯科医師会副会長の野村勝則歯科医師、藤沢市薬剤師会常務理事のささ山実紀薬剤師に話を聞きました。
コロナ禍での健康維持のコツ
テレビでは常に新型コロナウイルス感染症のニュースが流れてますね。怖くなるし気がめいる気持ちも分かります。大切なのは確かな情報を取り入れ、正しく恐れて、適切に行動するということです。
新型コロナの感染経路は、接触感染や飛沫感染で人から人へ感染します。感染を防ぐにはマスクを着用し丁寧に手洗いすること。そして、外出するときは密閉・密集・密接の３密を避けることに注意しましょう。
糖尿病や呼吸器疾患、慢性の腎臓病、高血圧、心血管の疾患など、基礎疾患をお持ちの方は、受診控えは健康上のリスクを高めます。基礎疾患そのものの病状を安定させておくことは重要です。もし病状が変化した場合はかかりつけ医に相談して下さい。コロナ禍でも持病の治療、健診や各種の予防接種などの健康管理は大切です。医療機関では、換気や消毒でしっかり対策をとっていますので、安心して下さい。
また、家に閉じこもっていると運動不足になりがちです。基礎疾患の悪化、認知症の発生のリスクも高まります。動く機会が減れば、筋力は低下し転倒や骨折の危険が高まります。ウォーキングや体操などを生活に取り入れて下さい。
ウィズコロナ 患者と共に
むし歯や歯周病は自然治癒することはなく、歯科医院への通院を控え、放っておくと悪化してしまいます。
ウィズコロナでは、我々歯科医はまず患者さんが安心して来院できるよう「感染しない・感染させない」を徹底しています。必要な治療を控えず、歯科医に安心して相談してください。
お口の中の健康を保つことは感染予防には大切な事です。口の中の衛生状態が悪化すると、口の中の細菌の数が増えたり、免疫力が低下したりする可能性があります。特に糖尿病などの基礎疾患を持っている方は、要注意です。自宅でも歯磨き、うがいなどを怠らないようにしてください。
藤沢市民の方々は、健康に対する意識が高いからか、コロナ禍の中でも継続的に歯科医院に通院している患者さんは多いと感じます。コロナ対策でご不便をおかけすることもありますが、皆さん不満を言うことなく、とても協力的です。逆に歯科医院のスタッフの身体の心配して声をかけて下さる方もいます。皆さんのお気持ちを大変有難く感じています。
歯科医院は皆さんを安全に受け入れ、正しい情報を発信する努力をしています。引き続きご協力を宜しくお願いします。
薬局を健康相談の窓口に
新型コロナの影響で、不要不急の外出を控えている方も多いと思います。特に高齢者の方は、感染の恐れや不安から、家の中に引きこもりがちです。
健康維持は、自分の体が資本ですから、手洗いや咳エチケットなどの一般的な感染症対策に加え、普段から健康管理を行って免疫力を低下させないことも大切です。栄養バランスに配慮した「食事」、適度な「運動」、質の高い充分な「睡眠」といった基本的な生活習慣を整えるよう心がけましょう。
薬局は本来、病気の時だけでなく、普段から訪れて欲しい場所です。少し体調がすぐれないと感じたら近所の薬局に相談してください。薬剤師はコロナだけでなく様々な病気や薬の適切な情報をお伝えできますから、身近な相談相手に活用してください。店内は消毒、定期的な換気、パーティションの設置など感染対策を徹底しています。
また、薬剤師には学校薬剤師という役割があります。これからは感染症対策として教室の換気が大切ですので、年明けに学校教室内の二酸化炭素や湿度などの検査を行う予定です。先生や生徒たちの学校生活に必要な保健衛生に関わっていきます。
山田峰彦医師
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野村勝則歯科医師
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ささ山実紀薬剤師
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