新型コロナウイルスの感染拡大で、政府が週末を前に緊急事態宣言を発令する公算が高くなった5日、市内の飲食店関係者からは悲痛な声が上がった。
「正直厳しい。ビジネスマンが訪れるピーク帯に酒が提供できなければ売り上げが見込めない」。藤沢駅前の商業ビル内にある居酒屋関係者(26)は肩を落とす。
客足は復調傾向にあったが「第3波」と共に再び減少。前回の宣言以降、「早飲み」の需要取り込みなどを図るが苦境が続く。別の同店関係者(47)は「1カ月休んでコロナが終わればまだいいが、GoToをやって宣言を出しての繰り返しではどうにもならない」と悲観する。
韓国料理店に勤める男性(31)は「売り上げは半分以下になるのではないか。来店客の感染リスクを考えれば仕方がないが、補償がないと厳しいと思う」と打ち明けた。
朝日町の居酒屋の店主(39)はコロナ禍直前の昨年1月に独立。客足は鈍ったままだが、「もはや従来の店舗営業だけで生き残れる時代じゃない。デリバリーの導入など、時代に沿ってできることをやっていくしかない」と話した。
(1月6日起稿)
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