神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2021年4月2日 エリアトップへ

魚と野菜育てる「アクポニ」 “農業革命”藤沢から発信

文化

公開:2021年4月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
アクアポニックスの仕組み
アクアポニックスの仕組み

 水耕栽培と水産養殖をかけ合わせた、次世代の循環型農業「アクアポニックス」の試験場「湘南アクポニ農場」が2月に打戻に完成した。運営する(株)アクポニの代表、濱田健吾さん(42)は「環境と生産性を両立でき、何より簡単。新たな農業の形として、食糧危機など世界を変えられる」と力を込める。

 ビニールハウスの中では、液体肥料の入った水を土代わりにする水耕栽培の畑が広がる。つながるチューブの先にある水槽の中にはいずみ鯛やエビ、金魚が数十匹泳ぐ。

 アクアポニックスは、魚の養殖水を微生物で分解し野菜へ与え、きれいになった水をまた養殖水に使う「完全循環型農業」だ。水槽の水替え、土作りや水やり、除草などは不要で、生産品も安全性が高いとして、世界的に注目されているという。

 「別名『さかな畑』と呼んでいます。無駄なく自然の縮図のような仕組み。面白い」。濱田さんは約6年前、IT企業在勤中に趣味で始めた「アクポニ」に魅せられ、発祥の地であるアメリカへ。現地の農場で働きながら研究者を訪ね、中南米やアフリカなど食糧問題を抱える地域からの視察者と話す中で可能性の大きさを実感した。一方で、システムや生産する品種など、技術的発展が遅いことが気になったという。「日本の農業技術力を持ってすればさらに生産性は向上するはず」と2年で研修を切り上げ帰国。横浜で会社を立ち上げた。

 念願の試験場では、企業などの視察受け入れのほか、チョウザメやカカオなど、従来では珍しい種の養殖・栽培にも挑戦している。また福祉施設や教育現場からの相談をきっかけに、生きがい作りや食育向けの製品技術開発も進めている。「藤沢から世界へ、新農業革命を起こしたい」

アクアポニックス畑の前に座る濱田さん
アクアポニックス畑の前に座る濱田さん

ふじさわ湘南ロータリークラブ

藤沢の子どもたちの成長を応援します

https://fujisawa-shonan-rotary.org/

タカギフーズ

子供たちの未来に笑顔と安心を

https://takagi-foods.com/

NPO法人紙芝居Project

日本の伝統文化紙芝居の発展へオリジナル紙芝居制作、紙芝居支援を

https://www.kamipro.info/

(公財)藤沢市みらい創造財団

笑顔あふれるみらいを応援します

https://f-mirai.jp/

<PR>

藤沢版のローカルニュース最新6

楽しみいっぱい、こぶし祭

楽しみいっぱい、こぶし祭

今年はキッチンカーも

5月4日

もしも税がなかったら

もしも税がなかったら

タブレット使い租税教室

5月3日

「妄想キャンプ」不思議な魅力

辻堂の星野さん開発アプリ

「妄想キャンプ」不思議な魅力

密かな人気で3万ダウンロード

5月3日

郡の中心から商業の街へ「長後」

旧モーガン邸でアートフェス

夕暮れの境内オペラの響き

夕暮れの境内オペラの響き

11日、無料コンサート

5月3日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook