「秀麗の富士を高く―」で始まる校歌は北原白秋が作詞し、山田耕筰が作曲したものだ。制定は創立12年目の1933(昭和8)年。創立から10年が経過し、校風も確立してきたことを踏まえ、赤木校長が当代随一の詩人と作曲家だった両者に依頼した。
白秋は、人家がまばらで麦畑が広がる学校周辺を歩き、西に秀麗の富士を仰ぎ、自由な研学を誇る湘南の校風を織り込んだ校歌を書き上げた。現在もあらゆる催しで歌われ、一字一句変わっていない。ちなみに白秋孫の北原ルミさんも湘南の卒業生(全65回)だ。
名コンビによる校歌は数多く作られたが、湘南の校歌は特に秀逸で「日本一の校歌」と誇る卒業生も少なくない。歴史館には耕筰直筆の楽譜のコピーが展示されている。
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