スポーツクライミングの神奈川県大会が先月10日、県立山岳スポーツセンター(秦野市)で開かれ、藤ヶ岡中学校1年の濱田琉誠さんがエキスパートジュニア部門リード競技で2連覇を達成した。9人残った決勝で、ただ一人、頂上まで登り切る「完登」を達成する強さを見せた。
リード競技はロープで安全が確保された競技者が十数メートルの壁に設定されたコースを登り、その到達高度を競う。同部門には小4から中2までの29人が参加。県内の世代トップの座を競い合った。
濱田さんは、予選2本と決勝1本の3課題を全て「完登」することを目指し試合に臨んだ。決勝では試合直前までコースを視察できず、登るルート設定に苦戦しながらも実力を出し切った。「優勝はもちろんだけど、3本完登する目標が達成できてうれしい」と笑顔を見せる。
長い距離を登る種目のため「筋肉を休めるポイントを冷静に判断できたことが勝因」と濱田さん。昨年から身長が5cm伸びたことで新しい課題をクリアすることもでき、自信につながっているという。
今大会の成績で、ジュニア強化選手に指定され、関東大会への出場権を獲得した。
関東でリベンジ
小1の時、秋葉台体育館で開かれた体験会に参加したことがきっかけで競技を始めた。「登りきった時の達成感や毎回違う設定のコースを登ることも飽きなくて楽しい」と魅力を語る。
昨年の関東大会では、予選を2位で通過しながらも決勝で足を滑らせ6位という悔しい結果に終わった濱田さん。「今年は優勝したい」と雪辱を誓った。
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