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本日の新聞折込広告もご覧ください 葬儀、時の流れと人の心
記者―先日(株)平和堂典礼の代表と葬儀後のメンテナンスについて話をしていた時「葬儀後は時間が止まる」と聞いた。いったいどういう事なのだろう。
代表―日本での葬儀は9割以上が仏式で執り行われます。葬儀の翌年は一周忌、その翌年は三回忌になります。法事を営む方は、皆様時間がたつのは早いものだとおっしゃいます。時間感覚からすると、楽しいことは早く感じて、嫌な事や、つまらない時は時間が長く感じるものなのですが、法事を営むことは決して楽しい事ではないのになぜ早く感じてしまうのでしょうか。ご夫婦の連れ合い様や、逆縁(ご子息を亡くされる)のご葬儀に多いのですが、葬儀後に時間が停止してしまうのです。
つまり、遺影の中の故人は年をとりません。お子様の場合そこで成長が止まり、数十年たっても送った方の記憶の中では子供のままなのです。その為一時期はまわりの人と時間のズレが生じます。
田舎のおばあちゃんが、法事後「ゆっくりしていきな」と言いますが、子育てに追われ忙しいご子息は、即急に帰ります。子供や孫に囲まれ過ごしているときは時間が進みますが、皆が帰るとおばあちゃんの時は止まります。記憶の中の思い出だけになるからです。久しぶりにお孫さんと会うと、「○○ちゃんは大きくなったね」と驚きます。そこでおばあちゃんの時間は止まっていた時から現在の時間に追いつくのです。
私も本年58歳になりますが、葬儀に携わって34年にもなります。昨年の暮れに母を亡くし、幼少期から可愛がってくれた母の姉妹と久しぶりの再会でしたが、叔母からは「本当に大武なの?ずいぶん爺になったわね…」やはり時が止まっていました。家に帰ると娘たちが「パパ子供の顔になってたよ。初めて見た」と言われて納得。
記者―実感です。葬儀に30年以上も携わると違う世界が見えてくるのでしょうか。平和堂が運営するメモリアルホール「美空」では、葬儀事前相談を受け付けている。相談員は皆女性だ。非常に話しやすいと評判である。
■(株)平和堂典礼
【フリーダイヤル】0120・59・6999
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