市内富士見町の学校法人平和学園・アレセイア湘南中学高等学校(中山洋司学園長)に20日、英国ウェールズのバンガー市からジーン・フォーサイス市長(75)が視察に訪れた。市長の訪日は今回が初めて。同校とバンガー市は語学研修のホームステイ受け入れで12年来の親交がある。
歓迎セレモニーは同学園の賀川村島記念講堂で行われた。中学生と高校1年生、3年生の計557人が講堂で出迎え、高校2年生185人は会場に入りきらないため教室からテレビ画面越しに出席した。
飯塚正秀校長から紹介を受けたフォーサイス市長は、バンガー市について語り「これから世界の距離はもっと縮まる。その時に向けて力を高めてほしい」と生徒たちにエールを送った。続いて川戸美貴子生徒会長が英語で歓迎の言葉を述べ、生徒会役員が着物地のポーチなどが入った記念品を手渡すと、市長は「アリガトウ」と笑顔で応えた。
語学研修で親交
今回の訪日は、今年5月に引退を予定しているフォーサイス市長が、市と語学研修などで交流のある日本の8校を巡ることが目的。
放課後に特別プログラム「国際英語塾」を設けるなど生徒の英語教育に力を入れている同校では、毎年オーストラリアや台湾などと語学研修の派遣や短期留学生の受け入れを行っている。
バンガー市には12年前から毎年40人ほどが語学研修で訪れて、市内で約2週間のホームステイを体験。最終日のお別れパーティーには毎回、市長も出席していた。
フォーサイス市長は「一部の生徒だけでなく、アレセイアの皆さんの顔を見ることができてうれしかった。友好を深め、より多くの人にバンガーを訪れてもらいたい」と話した。
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