茅ヶ崎を象徴するモニュメントの一つ「サザンC」を、毛糸の編み物(ヤーン)で飾り付けるアートイベント「Yarn Bombing”C”(ヤーンボンビング茅ヶ崎)」が、11月12日(木)から15日(日)に開催される。市内外の編み物作家や手芸愛好家らで構成される「ヤーンボンビング茅ヶ崎」が主催。茅ヶ崎市と茅ヶ崎市観光協会が後援する。
初日の12日は、「ヤーンボンビング茅ヶ崎」のメンバーが作成した毛糸製のマフラー状のパーツで午前10時から高さ3・5mのサザンCを包んでいく。各パーツのつなぎ目を、その場で編む作業が同時に行われる。13日(金)は、ヤーンで彩られたサザンCの展示日。14日(土)・15日(日)は、当日自由に持ち寄った小サイズ(30cm以下)の毛糸作品を追加で飾る一般参加型のイベントが開かれる。
各パーツを準備中
今回のイベントは、既存の設置物を数日限定で普段と異なる形状に仕上げる「ゲリラアート」の一つ。塗料などで彩っていくものと異なり、毛糸は取り外しが可能で色を豊富に使えることから、2000年頃からアメリカなどの海外で実施されているイベントだという。日本では「地蔵などに地域の人が毛糸で編んだ帽子をかぶせているものと似ている」との見方もある。
発起人の一人である市内共恵の毛糸店「チガディー」の斉藤幸子店長は今年7月にメンバーを募集。30人が集まり「ヤーンボンビング茅ヶ崎」を結成した。現在は12日にサザンC全体を包むためのパーツを、個々の技術やデザインセンスを駆使して毛糸で作成中。定期的に集まり、メンバーそれぞれの進度や全体の統一感を確認している。世代を超えたメンバーのため、編み物をしながらお互いの近況や子育ての話などで盛り上がる様子が印象的だ。
斉藤さんは「私を含めた茅ヶ崎市内在住の3人が、色々な毛糸の楽しみ方を多くの人々と共有したいと思い、団体を結成しました。ふと出た『サザンCをボンビング(突然襲撃する爆弾のように飾り包む)できたら最高だよね』というメンバーの思いが実現しようとしています。茅ヶ崎を代表する大切なモニュメントですので皆、気合いを入れて準備中です」と語る。
問い合わせは斉藤さん(チガディー)【電話】0467・91・4453または【メール】yb.chigasaki@gmail.comへ。
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