神奈川シニアサッカーリーグ、シニアチャンピオンズカップで今年度2冠を達成している市内の60代サッカーチーム「茅ヶ崎えぼし」。3月19日に横浜市で行われた「かながわシニアスポーツフェスタ2015サッカー大会」でも優勝を果たし、3冠を達成した。
今年度の最終戦となった同大会では5チームの強豪とトーナメントで争い、苦戦を強いられながらも着実に駒を進め、優勝を掴んだ。
また、3月13日に開催されたシニアチャンピオンズカップでは、今シーズンのシニアリーグ覇者である同チームと、県議長杯の覇者「茅ヶ崎ウエスト60」が決勝で対戦。茅ヶ崎勢同士の試合は接戦が繰り広げられ、1対1のままPK戦の末に茅ヶ崎えぼしが制した。
チームの代表で、市内の小学生チーム「松浪SC」でコーチも務める飯田和明さん(66)は「リーグ優勝はこれで4連覇。上手い選手やチームはたくさん出場しているが、私たちは個の力がない分、早いパス回しなどを心がけた。メンバーの基本に忠実なプレーがチームに勝利を呼び込んだと思います」と大会を振り返った。
リーグ常勝も全国は悲願
シニアサッカーが盛んといわれる神奈川県で県のシニアリーグが開幕したのは1984年。当初、リーグは40代しかなかったが、時代と共に50代、60代、70代のリーグが生まれた。「茅ヶ崎えぼし」は2006年に発足し、現在は23人が在籍している。
2012年に60代のリーグが始まって以来、毎年リーグを制覇し、今回で4連覇の偉業を遂げた同チーム。その強さからリーグ戦と県議長杯の覇者が争う「シニアチャンピオンズカップ」が同チームの2冠により開催すらされない年もあったという。
チームの監督で、小学生チーム「FC東海岸」コーチも務める平川秋男さん(66)は「奥寺さんや川淵さん、私たちの世代で日の丸を背負っていた人などと戦えることもあって面白い。またそういったチームに勝利することも醍醐味」とシニアサッカーの魅力を語る。
しかしそんな常勝チームも全国の舞台には未だ立てていない。全国大会出場には関東大会で上位になることが必要だが、これまでもあと1歩というところで機会を逃してきたという。
飯田和明さんは「年を追うごとに体も衰えを感じるが、やれる限り頑張ります。若い60代メンバーを増やして戦力強化も図っていきたい。このチームで『悲願の全国制覇』ができるよう、チーム一丸となって次回の大会に臨みたい」と話していた。
同チームの詳細・問い合わせは飯田さん【携帯電話】090・3914・0888へ。
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