茅ヶ崎市本村在住の寺嶋なるさん(円蔵小学校5年)が、このほど「片づけ大賞2017」のこども部門で入賞した。全国から応募が寄せられた中、県内で唯一の受賞者となった。
片づけ大賞とは、「片づけ・収納のプロ」という職業の普及と認知度の向上を目指した式典で、2014年から始まった。こども部門は小学生を対象に片づけがテーマの自由研究を応募する。
寺嶋さんの受賞作は「私のキッチンオーガナイズ」。自身の身長に合わせて、自宅のキッチンと食器棚を整理し、手伝いがしやすいように工夫した。
「しっかり者でお手伝いも頑張ってくれる」と母親からも評される寺嶋さん。しかし132cmとクラスでも身長が低く「高い所にある食器棚などに手が届きにくく、日頃から不便に感じていた」という。夏休みを利用し、棚の中身を全て出して”ものの住所”を決め、しまいやすさ、取り出しやすさに重点を置いて片づけた。「物を詰めすぎない」などのアイデアと、提出した資料の分かりやすさなどが評価され、書類審査とプレゼンの動画審査を経て、片づけ大賞こども部門入賞者の3人に選ばれた。8月24日に式典・贈賞式が行われ、その参加者の前でもプレゼンを披露。「人前で話すのは好きだけれど、さすがに緊張した」と笑顔で振り返った。
大会には、母親のライフオーガナイザーをしている友人に教えてもらい、出場した。片付けの方法も、その友人がプレゼントしてくれた小学生向けの片づけ入門書を参考にしたという。
絵や本、服が好きで、将来はデザイナーになりたいという寺嶋さん。「一生懸命頑張ったので、受賞してうれしい。次はお風呂場も片づけたい」と話した。
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