茅ヶ崎を拠点に活動する少年サッカーチーム「カルペソール湘南」のU―12チームが県大会で3位に入賞し、8月18日(金)から栃木県で開催される「2017フジパンCUP第41回関東少年サッカー大会in栃木」に出場する。市内のチームが関東大会の出場権を手にしたのは初めて。
執念の3位入賞
カルペソール湘南は2015年7月に発足。元湘南ベルマーレフットサルクラブのジオゴ・サントス・岡田氏をヘッドコーチに迎え、茅ヶ崎をはじめ平塚、藤沢、伊勢原など近隣市から通う少年たちが日々練習に励んでいる。
4月に開かれた茅ヶ崎市民大会で優勝した同チームは、市代表として7月の県大会へ出場。初戦から快勝を重ねたが、準決勝で関東大会常連の強豪、バディーサッカークラブ(横浜市)と対戦すると、思うように自分たちのプレーが出せず0対7と大敗を喫した。続くFC六会湘南台(藤沢市)との3位決定戦では敗戦から気持ちを切り替え、前半から4点を先取する勢いを見せて5対2で関東大会の出場権を勝ち取った。キャプテンの市川凜音君(藤沢小6年)は「3位決定戦ではみんなの気合が入り、全力でこの日一番のゲームができた。関東で勝ち上がればバディーとの再戦もありえる。この差を縮めていきたい」と語った。
リミットに挑戦
関東大会には関東8都県から24チームが出場し、優勝を目指し競い合う。カルペソールは予選リーグで、日本代表も輩出した江南南サッカー少年団(埼玉県)、プロサッカークラブ傘下の東京ヴェルディジュニア(東京都)と同じグループで戦うことになる。岡田コーチは「レベルの高いグループだが、こちらが相手を研究できるのに対し他チームはまだカルペソールのことをよく知らないという強みもある。選手一人ひとりが自分の夢に向かってリミットにチャレンジし、自身の成長の機会にしてほしい」と思いを語った。
初の大舞台に向けて合宿や練習試合を重ねる同チーム。岡田コーチは「U―12は昨年4月にできた若いチーム。各人が速さや技術、キックなど特技をもっているので勝てているが、戦術などチームのコンセプトがまだできあがっていない。個人技とチームワークをどう組み合わせられるかが今後の課題」と現状を分析する。市川君は「日頃の練習に集中して取り組んでいけば試合の時も同じように動けるはず。出場するからにはできるだけ上を目指したい」と意気込みを語った。
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