文科大臣表彰に六本木さん 市内小学校の教諭では初
市立本町小学校(糟谷松夫校長)で総括教諭を務める六本木文子さんが1月30日、文部科学大臣優秀教員表彰を受章し、2月1日に内田賢司教育長へ報告を行った。秦野市の教諭が同表彰を受けるのは2回目で、小学校教諭では初めて。
これは、教育において優れた成果を挙げた教員を表彰することで、教員の意欲を高め、より良い教育が実践されることが目的。大学・高等専門学校を除く国公私立学校現職教育職員を対象に行われており、今回で6回目の開催となる。今年は全国で847人、その内県内では49人が表彰を受けた。
秦野市で生まれ育った六本木さんは教職31年目。これまでに末広小学校、東小学校、南小学校で教壇に立ち、本町小学校では4年目だという。
今回は、児童が生活の中で実際に直面する道徳的葛藤を題材に、意見を交換する中で考えを深められるよう工夫された道徳の授業や、自己の経験をもとに若手・中堅教員に対して指導を行ったり公開研究授業を実施するなど積極的に教員同士の交流を進める姿勢などが評価された。
「こんな大きな表彰を頂いていまだにびっくりしています」と話す六本木さん。「教育は1人でできるものではありません。周りに支えられ、仲間がいて初めてできるもの。表彰は今まで関わった方々皆で頂いたものと思います」と笑顔を見せる。「自分を育てる力を持った子になってほしい」と教育へかける想いを話した。
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