昨年サッカー日本代表“ザックJAPAN”に選出された 本田 拓也さん 旧津久井町出身 25歳
その足で掴め!”日の丸”ボランチ
○…遂に来た。相模原の期待の星が、初のA代表入り。昨年秋、2014年ブラジルW杯を目指す”ザックJAPAN”の中盤に、名選手たちと共にその名を連ねた。「素直に嬉しかった。怪我で試合に出れなかったけど、刺激になった。Jリーグで結果を出して代表に定着していけるようになりたい」。ボランチとして球際の強さ、ボール奪取能力に優れ、展開力を持ち味とする。世代交代が進む日本代表で、ボランチのポジションを虎視眈々と狙う。
○…旧津久井町の出身。幼稚園の時に、従兄弟がサッカーをやっていたのをきっかけに始めた。幼稚園で地元クラブ「FCコラソン」に入り、中学生までプレー。「仲間がいっぱいいて、とにかく楽しかった。あの頃はドリブルばっかりだった」。今のスタイルの基礎を作ったのは、進学した名門・桐光学園時代。冬の選手権出場はならなったが、中村俊輔、藤本淳吾といった先輩たちがつけた”10番”の後継者として、ドリブラーからパサーへと変わっていった。
○…高校卒業時にJクラブから誘いがあったものの、「自信がなかった」と法政大学へ進学。持ち味の展開力に磨きをかけていくと、北京五輪予選に大学生ながら唯一選ばれ続け、本大会出場に貢献。「周りはみんなプロ。プレーのひとつひとつが違った。いい経験になった」。卒業時、今度は複数のクラブから誘いがあった中で清水エスパルスに入団。「憧れの淳吾さんが声をかけてくれたのが大きかった」。入団後、リーグ開幕戦でデビュー。今季はリーグ戦31試合に出場、中心選手となった。
○…ザックJAPANでは、本田(圭)、長友、内田、香川といった北京世代、しかも海外で活躍する選手が中心メンバーに。「代表では練習でも日本のトップと自分の差を感じた。でも正直欲が出てきた。もっとステップアップして結果を出したい。チャンスがあれば海外も」と微笑む。大きな夢を胸に秘め、日の丸を背負って戦う姿に要注目だ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>