さがみはら中央区版 掲載号:2011年4月28日号
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着物文化を広める活動に取り組む 齋藤 優見さん 緑区東橋本在住 30歳

”普段着物”を世界中に

 ○…母の手作りという着物をまとい、背筋を伸ばして歩く。「国籍や肌の色に関係なく着物を楽しんでもらいたいんです」。熱い想いを原動力に、先月に着物愛好家サークル「はちさがまち」を立ち上げた。さらに今年11月には「株式会社Kimono world life」を設立し、国内外に着物文化を発信するビジネスを展開する。

 ○…生まれも育ちも緑区東橋本。「原っぱだった頃から知ってます」とにっこり。20代のとき、「自分が経験したことのない場所に身をおいてみたかった」と単身バルセロナへ。語学学校に通う中で、日本から祖母が亡くなったとの訃報が入る。大好きだった祖母がいつも着ていた木綿の着物を羽織り、悼んだ。そのうちに、美しい色彩や柄に惹かれていった。それまでは気づかなかったが、母は着物の紡織や染色を手がけており、実家には関連する書物が山積みだった。「夢中になって読みました」。

 ○…バルセロナで着物愛好者サークル「Kimono club」を立ち上げると、瞬く間に人種もバラバラな40人ほどが集結。「おばあちゃんがくれた縁だと思います」。日本文化を理解しようとあれこれ聞いてくる外国人の姿とは対照的に、着物そのものが衰退しつつある日本の現状が心にひっかかった。「単に着るだけでなく、まず日本人が文化を知らなければ」。帰国し、地元で自分が出来ることを模索し始めた。

 ○…着物の一番の魅力は、季節を感じられるところ。「四季折々の花を知ると、着たくなるんですよね」と破顔。夢は、休日に和装で出かける選択肢が当たり前にあるような、”普段着物”を世界中で流行させること。晴れ着ではなく昔のように身近になれば、着物文化は今より活気づく。そのために、現在は地元企業との人脈作りに奔走中だ。大きな夢の1歩は、生まれ育った相模原から始まる。
 

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