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相模原市消防団の初代中央方面隊長に就いた 浅田 博幸さん 相模原在住 61歳

公開:2012年5月31日

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地域を守り後進を育てる

 ○…大規模災害を想定し、4月より1団6方面隊体制へ組織再編した相模原市消防団で、中央区を管轄する中央方面隊の初代隊長に就任した。同隊に所属する団員300人超の先頭に立ち、火災などの発生時に備える。東日本大震災以降、団員募集への応募が増えた。市民の消防団に対する関心も以前より高いと感じている。「市街地での火災を想定した訓練など、非常時に力を発揮できる体制を整えたい」と強調した。

 〇…友人の兄に誘われ入団するまで、消防団の存在すら知らなかった。「少し顔を出す程度のはずが、もう30年になる」と笑う。消防署が今ほど整備されていなかった入団当時、消火活動の中心に消防団がいた。多くの火災現場で汗を流し、地域の安全を守るなかで、地元・相模原を愛する気持ちも高まる。普段の仕事では接点のない業種の人や、自分の倍以上も年の離れた人たちと話ができることも新鮮だった。今でもその思いは変わっていない。

 〇…本業では区内で米店を経営し、高齢の両親を支えている。仕事や家族サービスに精を出す一方、火災発生時には消火活動の応援に回る。訓練や火災予防運動の呼びかけ、機械器具の点検、市の行事への参加にも努める。疲れた体を癒すのは趣味の温泉旅行。年に数回リフレッシュに遠出するのが楽しみだ。

 〇…消防署が各地に整備されたことや、仕事の都合で市内にいる時間が少ないなどの理由から、消火活動に関わる機会が減った今の団員たちをどう育てるべきかという悩みも抱える。そこで秋には、消火活動の速さや的確さを競う技術競技大会を計画。団員の士気と技術力アップを図りたい考えだ。世代が変わっても伝えていきたいのは、自分たちの街は自分たちで守るという思い。強い責任感を胸に、街の安心・安全へ努めていく。
 

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