25年以上にわたり自治会長として地域に貢献したことが評価され、総務大臣賞を受賞した 竹田 幹夫さん 横山在住 62歳
地域皆の頼れるリーダー
○…横山2丁目自治会会長に就任して今年で27年。長年にわたって地域を引っ張ってきた功績が評価され、11月29日、総務大臣賞を受賞した。昨年からは、星が丘地区自治会連合会会長を兼任。星が丘を歩けば、どこからともなく「会長」と声がかかる。人柄を慕って、自治会の役員を率先して引き受ける人も少なくない。「『竹田会長じゃなかったらやらないですよ』なんて言われちゃってさ」
○…36歳にして会長に就任。会長選出の役員会議で立候補した。2人の娘から地域の子ども会やクラブ活動での話を聞き、娘たちが地域の中で育てられ、成長していることを実感。恩返しをしたいと考えたのがきっかけ。初めての会長業務だったが、地元の先輩方が手取り足取り教えてくれた。最も達成感を味わえたのは、借家だった自治会館を新設した時。およそ250軒から寄付が集まり、引っ越しの際は多くの地域住民が手を貸してくれた。「やっていて大変だとは思わない」。一声かければ、たくさんの人が協力してくれる。だからこそ、どんな小さな声も拾い、より良いまちづくりに反映させようと、心掛けてきた。
○…「会長」も家に帰れば2人の孫の「じーじ」。保育園に迎えに行くのも、お風呂に入れるのも「じーじじゃなきゃダメ」。子育てにも熱心だ。子どもの悪さは、広い心で受け入れる。やんちゃだった少年時代があるから。自治会館で子どもが騒いでいても「家じゃできないだろうから」と笑う。
○…「安心・安全で、ここに暮らしていてよかったと思えるまちをつくりたい」。現在は、地域ぐるみで高齢者を見守る「シルバー110番」(仮称)設置に向け奮闘中。道路で子どもが遊んでいるという声も耳にしたため、今後は子どもたちの遊び場づくりにも力を入れる考えだ。子どもから高齢者まで「向こう三軒両隣」が自然に助けあえるまちをめざし、今日も和気あいあいと歩んでいく。
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