さがみはら中央区版 掲載号:2014年1月30日号
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相模原フィリピーノコミュニティ代表で、フィリピンの台風被害の支援を行っている 武田・ダサル・リカさん 緑区相原在住 49歳

父の「教育精神」引き継いで

 ○…相模原に住むフィリピン人の団体「フィリピーノコミュニティ」の代表。昨年秋に起こったフィリピンの大型台風の被害を受け、現地に衣服をはじめとした物資を届けようと活動している。新聞やテレビ放送でもその活動が取り上げられ、日本全国から多くの支援物資が届けられた。「支援の大小でなく、日本の皆様の温かい心に感謝しています」。50kg入る段ボールに仲間と協力して物資を詰め込み、被害の大きいタクロバンやサマールに届けた。

 ○…「1日3回食べられるのは幸せなこと」。教師をしていた父がよく口にしていた言葉だ。父に連れられて幼い頃から貧民街やストリートチルドレンを見てきた。自分の給料を削ってでも、貧しい子どもへの教育を熱心に行う父の背中を見て育ったため、ボランティアには積極的に取り組んだ。高校で教鞭を執っていた頃、旅行に訪れていた夫と出会い、結婚。右も左も分からない日本で戸惑いを感じたが、来日して25年、仲間同士の協力もあり、仕事にボランティアに精力的な日々を送る。

 ○…現在は日野市の中学校で教師として英語を教えるほか、娘と息子を持つ母としての顔も。「おごることなく礼儀正しく生きること」。生徒にも自分の子の教育にも父の教育精神が引き継がれている。来日して自然と覚えた日本食も作るようになり、フィリピンの郷土料理と共に食卓に並べる。今では、「来日当初、誕生日(バースデー)を聞かれて『バス停はあっちです』と答えてしまった」エピソードなど、日本でのジョークもばっちりだ。

 ○…「NPO法人を作り、フィリピンの子どもや女性、困っている人をもっと支援したい」。台風被害をきっかけに、日本中に支援の輪が広がるのを感じた。被災から3カ月たった今でも全国から支援物資が届く毎日で、2月には2回目の現地への発送を予定している。これからも、日本とフィリピンの架け橋となっていく。

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