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和泉短期大学の教授で、全国保育士養成協議会教職員表彰を受賞した 櫻井 奈津子さん 都内在住 59歳

公開:2015年4月23日

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誠実に 学生と向き合って

 ○…様々な事情から親と離ればなれになった子どもたち。養育に困難を抱える家庭。そうした問題への社会支援を考える「社会的養護」を専門として、保育士をめざす学生たちの指導にあたる。和泉短期大学で教鞭を執り続け、16年。このほど、長年にわたり保育士養成に貢献した教職員に贈られる教職員表彰を受賞した。「まさか自分がという感じで、正直驚きでした。そんなに長く勤めていたんだなあって」とはにかむ。

 ○…相模女子大学高等部時代、横浜にある盲学校のクリスマス会に手伝いで訪れたときのこと。同い年ほどの学生たちの姿を見て、一種のとまどいを覚えた。視覚障害をものともせず、自分たちと何ら変わらない生活を送る学生たち。そんな姿を目の当たりにし、彼らだけでなく、彼らを育てた親や教師に尊敬の念を抱いた。「どうせ働くなら、子どもたちと関われるような仕事がしたい」。もともと世話好きな性格だったこともあり、社会福祉への道を志した。大学で専門学を学んだのち、児童養護施設を運営する社会福祉法人で16年間勤務にあたった。

 ○…教員として学生と接する一方、家庭では、息子3人を育て上げた母。「幼い頃は手を焼いたけど、皆社会人になってグっと大人になった」と顔をほころばす。休日には、趣味のカメラ片手に写真撮影へ。納得のいく一枚を切り取るため、マイナス16度の極寒の地へ撮影に行くことも。「なかなか満足いくものは撮れない。だからこそ面白いんですけどね」

 ○…「子どもに好かれる大人は誠実な人。肩書や資格ではなく人間性を大事に」。養護施設時代の経験から、学生には子どもたちと一対一で向き合う姿勢を説く。だからこそ、自らも誠実に。「人が人を慕うとは、そういうこと」。学生たちが、様々な事情と戦いながら子育てをする人たちの「応援団」となれるように。これからも、教え子たちと真摯に向き合っていく。

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