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尾崎咢堂記念館のリニューアルに中心となり尽力した 澤田 外行(そとゆき)さん 南橋本在住 67歳

公開:2016年2月4日

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郷土の偉人を後世に

 ○…1992年に建物を増改築して以来、約4半世紀振りに本格的な模様替えを行う相模原市立尾崎咢堂記念館。2月9日のリニューアルオープンに際して、展示構成や目玉となる新たな咢堂関連の展示物収集等、その準備に中心となり尽力した。メインの展示室は四方に、年代順の発展史と課題別に分類した展示棚を設置。真ん中には珍しい咢堂関連のグッズに加え、関連図書や書籍などを並べ、来館者が見やすく、資料を探しやすいよう工夫をこらしている。「郷土の津久井出身の偉人を知るきっかけになると思うのでぜひ来館下さい」と呼び掛ける。 ○…定年までは法政大学の図書館に奉職。セカンドハウスが咢堂記念館のそばにあったのを機に、定年後の2005年から咢堂記念館に6年間勤務した。現在は、咢堂の功績を広める市民団体「尾崎行雄を全国に発信する会」の事務局次長として、桜寄贈100周年展や没後60周年展等数多くの企画展を開催。地域の公民館、中学・高校等で講演会や学習会の講師も行ってきた。「尾崎翁のことなら何でも話に伺いますので気軽にお声掛け下さい」

 ○…咢堂に興味を持ったのは、妻の実家がある三重県伊勢市の咢堂記念館を訪れたことがきっかけ。「文学部出身だったこともあり、文学の中の空想の世界が好きでした」と振り返るが、咢堂の政治活動、精神に触れるにつれ、厳しい時代に生きたその生き様に魅せられていったという。「尾崎翁の魅力はどんな圧力にも負けず信念を通したこと。今の我々にも学ぶことは多いはずです」と話す。

 ○…咢堂記念館の開館は、尾崎翁が逝去した約1年半後の1957年。5000点以上の資料や書籍を「貴重な資料を人の目に触れないものにしてはならない」との信念のもと、今後も記念館の運営に協力していく予定。「来年度以降も楽しい企画展を実施していますので、楽しみにしていて下さい」と話してくれた。

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