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10月1日より相模原市教育委員会教育長に就任した 野村 謙一さん 南区相南在住 60歳

公開:2016年10月20日

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子どもの「故郷」つくるため

 ○…相模原の教育基盤となる理念『人が財産(たから)』。その実現に向けた市総合教育会議の設置により、市長に初めて任命された教育分野の新リーダーは、相模大野の都市開発や南区長など町づくりに力を注いできた人物。「子どもたちが大人になったときに『故郷』として語れるような相模原に。それが私の一つの使命です」。これまで培った経験を礎に学校や周辺組織と連携し、「オールさがみはら」で子どもたちが豊かに育つ環境づくりに臨む。

 〇…両親の仕事の都合で5歳のころ相模原に転入。サッカーに明け暮れた学生時代を過ごした後、1980年に相模原市役所に入庁した。30代には相模大野の周辺都市開発などを担当。企業誘致や市のPRのため、地権者や民間事業者など多方面に顔を出しては対話を重ねた。教育長に就いた今も「教育畑できた人間ではありません。まずは市内の109校の小中学校をできるだけ早い段階で直接回りたい」と、謙虚さを忘れず教育現場の課題解消に向け日々取り組む。

 〇…文化行事イベントへの出席やホームタウンチームの試合観戦などあらゆる予定で手帳は真っ黒。定年後も目まぐるしい日々が続く。そんな日々で一番の気晴らしは「愛犬との散歩」。携帯電話の中は相模原公園や麻溝公園、湘南の海など行く先々で共に収めた写真でいっぱいだ。「犬バカですよね」と頬が緩む。

 〇…物事を成功へ導くものは『熱意×知識×考え方(ビジョン)』。座右の銘にはJALを再生させた稲森和夫氏の「人生方程式」を挙げ、「特にビジョンは大切。今の私には子どもの貧困問題といじめ問題の解決」と真剣な眼差しを見せる。「(子どもたちの)SOSにどれだけ気づいてあげられるか。市全体で意識を高め向き合う覚悟です」。教育を通じて子どもたちが安心安全で周囲を愛し、『故郷』として誇りをもってもらえる豊かな相模原にするには。自分自身に問い続ける。

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