神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

創業50周年を迎えた株式会社ギオンの代表取締役会長を務め、街づくりにも精力的に尽力する 祇園 義久さん 町田市玉川学園在住 74歳

公開:2016年12月15日

  • LINE
  • hatena

「出会いは宝」街への恩返し

 ○…物を運ぶだけではない。環境事業や人々の健康管理にまで取り組む「総合物流サービス」を展開。全国規模で拠点を広げる現在も、ホームタウンチームのスポンサーや、地域社会貢献事業に取り組むなど、相模原・町田エリアの街づくりに大きく関わる。「この地域に育ててもらった。現場(地域)があり、会社があり、今の私がある」。”現場ファースト”を胸にその経営手腕をふるう。

 〇…会社創業の原点は「世のために何ができるか」という思い。岡山県に生まれ、県内屈指の進学校に通う高校生は、ある年の8月15日に覚悟を決めた。文献を読み漁り、当時の日本に最も必要だと確信したのが「物流」。周囲の反対を押し切り、東京行の夜行列車に乗った。「はじめるなら東京。人口が多い街にはそれだけ『出会いのチャンス』がある」。18歳のころだった。

 〇…ゼロからのスタート。退路を断つため故郷への連絡は断ち、新聞販売店に住み込みで働く。早朝3時から朝刊配達と夕刊までは営業活動。「もちろんうまくいかないことも」と振り返るが、転機はまもなく訪れた。「時間を無駄にするのが嫌」と、空き時間に地域の掃除をしていたある日、「偶然、近所に住んでいた古賀政男さんに声をかけられて。かわいがってもらった」。言わずと知れた大作曲家。”出会い”は力となり道を照らした。資金を貯め、会社設立。その後も、混雑時の人気そば屋に相席希望で通うなど「人と出会うこと」を日課にした。これまでの様々な困難も、多くの出会いが支えてくれた。

 〇…会社のスローガンは「運ぶちから、未来をつくる」。物流業という労働集約型のビジネスでは「人を大切にする」ということが重要とされる。「人のために、社会のために、何ができるか。私が現役のうちに基盤を固めてバトンを渡す。それが役目かな」。物を動かし、人を動かす。ギオンの「動き」が街に新たな出会いを生み出している。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook