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小田急多摩線延伸 上溝あげて呼び込み図る 住民が推進協議会設立

社会

公開:2017年2月2日

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(上)設立に向け動き出した小林会長(左)と根岸事務局長(下)街灯に設置されるフラッグ
(上)設立に向け動き出した小林会長(左)と根岸事務局長(下)街灯に設置されるフラッグ

 小田急多摩線の延伸および上溝駅の開設を早期に実現させようと、このほど「小田急多摩線延伸・上溝駅開設推進協議会」(小林充明会長)が設立される。今後は、同会を中心に、上溝からも地域をあげて延伸実現に向け呼び込みを図る構えだ。

 昨年4月、国の交通政策審議会で、実施の根拠となり得る「意義ある事業」に位置付けられた小田急多摩線の唐木田駅から相模原方面への延伸。この答申の中で、「上溝」が延伸先として明記されたことを受け、上溝地区では、小田急多摩線延伸促進協議会(成川猛会長)の副会長で、同地区自治会連合会の会長も務める小林さんを中心に、8月下旬頃から、延伸推進のための組織立ち上げに向けて動き始めた。

 これまで同地区では、小田急多摩線延伸の実現に向けた具体的な活動は行っていなかったが、延伸および上溝駅開設の実現のためには、地元から機運を高め、上溝地区の魅力を発信しつつ、地域の活性化を図ることが必要不可欠であると考え、同会を発足する運びとなった。今後は、すでに動き出している準備委員会を経て、3月4日(土)に上溝公民館・大会議室で同会の設立総会を開催する。

 具体的にはまず、小田急多摩線の延伸と上溝駅開設の早期実現を呼び掛けるフラッグを作成し、上溝商店街内の街灯に設置。同じくのぼり旗や横断幕も作成し、地区内の各所に掲示することで、地域をあげて実現に向けて取り組んでいく姿勢をアピールする。

 現状では、市が掲げる広域交流拠点構想の中に「上溝」は含まれていないことに触れた上で、小林さんは「現状、上溝は『置いてけぼり』の状態。地元自らが積極的に動かなければ早期実現は叶わない。上溝を魅力ある町にすることで、小田急を呼び込みたい」と力を込めた。

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