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「第10回 フラワーデザインコンテスト クイーンズカップ」のプリザーブドフラワー部門で優勝した 沖 美紀さん 相模原在住 47歳

掲載号:2018年11月8日号

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そのままの美しさ生かす

 ○…バラ、カーネーション、あじさい―。それらプリザーブドフラワーの王道と言われる花材ではなく目新しい「タニワタリ」という観葉植物の葉を主役に据えた作品で栄冠を得た。「素材の形を生かし、そのままでも美しい花をより素敵に、かわいく」の信念通り、葉の形状を生かして潔い直線を描き、爽やかな色合いでまとめ、気分が落ち込んだ時に背筋が伸びるような作品に仕上げた。

 ○…フラワーアレンジメントの世界に飛び込んだきっかけは自身の結婚式。ソーイングや編み物などの手作り好きが高じ、2次会用に造花でブーケを手作りしたのがはじまりだ。それが楽しくて、結婚を機に仕事を辞めてできた時間でスクールに通うように。15年程経った頃、講師からの勧めで資格を取得。もともと人と接することが好きだったため、教室を開くようになった。教室には自身と同じように結婚式で持つブーケを自分で作りたいと通う人も。今では教室の開催やウェディングブーケの制作、ピアノの発表会などの装飾を通して、人々の暮らし、人生の節目に花を添えている。

 ○…息子が幼い頃には、レッスンの場に連れていくことも多々あった。そんな息子も今では小学6年生。コンテストに出品する作品の制作や花材選びといった時々に、アイデアを求めてみたりすることも。「チューリップとガーベラの違いはわかるかな」とほほ笑む。

 ○…「お花にもっと親しんでもらいたい」。最近では、花屋に足を運び、実際に花を買う機会が人々の間でどれほど頻繁にあるのかわからない。ただ「お花をもらって嫌な人はいないし、癒されると思うんです」。今後は、ボランティアで教室を開き子どもや高齢者にも花に触れる機会をつくりたい。花本来が持つ美しさ、可能性を信じて。

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