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「くすのき」に新たな支援 開発農場からミニトマト

社会

公開:2022年3月24日

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緑区大島の開発農場でミニトマトを受け取る吉澤代表(左)と市職員の牛田さん(中央)。右は同社スタッフ=2月18日
緑区大島の開発農場でミニトマトを受け取る吉澤代表(左)と市職員の牛田さん(中央)。右は同社スタッフ=2月18日

 市営上九沢団地(緑区)で、ボランティアにより運営されている子どもの居場所づくり「くすのき広場」に、新たな支援の輪が広がっている。

 同広場で実施される子ども食堂「くすのき食堂」は、地域の住民や企業らからさまざまな食材を支援されている。そこに1月から緑区大島のビニルハウスで栽培されたミニトマトが加わった。

 提供しているのは農業ITベンチャー「プラントライフシステムズ」(松岡孝幸社長/本社・横浜市)。同社は農業の継続的な産業化をめざし、農作物栽培支援システムの開発や導入支援を展開。事業の一環として現在、大島で栽培支援IoTシステムとサンゴを使った特殊培地を組み合わせた農法の技術検証支援を行っており、約80種のミニトマトを栽培している。同社はフードロスと社会貢献の観点から、くすのき広場に対し、収穫余剰分の寄付を1月に開始。現在は近隣の子ども食堂や市こども・若者支援課が行っている「大学生等未来応援事業」にも食材を提供している。

 この日はくすのき広場の吉澤肇代表と、同課の牛田崇博さんがハウスを訪問。3種類約20kgのミニトマトを持ち帰った。吉澤さんは「甘くておいしいトマトをいただけてありがたい。トマトが嫌いな子でも、このトマトはおいしいといって食べてくれている」と話す。

 同社の松岡社長は「子どもの育つ環境に差があってはならない。スタートラインは同じでなければ」と支援への思いを語り、「子どもにこのトマトのおいしさを知ってもらい、価値に気づいてもらえたら。そういう食育も大切」と述べた。

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