市民団体「相模原をプロデュースする会」の会長を務める 今野 紀代美さん 由野台在住 60歳
笑顔で地域を変えていく
○…発足から3年余り。「めざすは『住みたいまちナンバーワン』」とスローガンを掲げ、地域を盛り上げるイベントの企画や運営をサポートしているほか、市内の企業や団体、個人を結ぶパイプ役として連携を促し、地元の事業を応援する。「相模原は人が財産だと思う。つながっていれば、可能性は無限大」と目を輝かせる。
○…広島県に生まれ、結婚後は三鷹や筑波、インドネシアなど住処を転々としてきた。相模原に根を下ろしたのは25年前。離婚を経験した上に職場のストレスも大きく「心が死んでいた」という当時、手探りで始めた自分探しで幸せな生き方や働き方を応援する「コーチング」と出合った。「自分を理解し、相手のことを知る」方法を勉強すると、家庭での余裕も働きやすさも大きく変わった。「私の笑顔が伝播して家族も笑顔になってくれる。この変化をまずは自分の周りに、相模原に伝えたい」と決心。コーチングの会社を立ち上げたほか、地元愛にあふれた仲間たちと団結し、地域活動に乗り出した。
○…子ども5人を育て上げ、今は7人の孫のおばあちゃん。子育て中のコーチング経験から「ママの笑顔が家庭にとって一番大切」と考え、母親の自立支援をする活動を今年スタートさせた。「ママも自分らしさを失わず夢を叶えて欲しい」と言葉に力がこもる。
○…相模原をどうプロデュースするか、考えながら駆け抜けてきた。「中間支援組織」としての姿勢が定まった今年度のテーマは「情報発信」。市に潜在する問題や新たな魅力の創出について声を上げていくつもりだ。「道の駅があればいいなとか、桜をもっとPRしたいとかアイデアはたくさん。やっぱり相模原が好きなんです」
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