公益財団法人神奈川県スポーツ協会の副会長に就任した 樋川 芳雄さん 陽光台在住 74歳
現役スイマーの恩返し
○…6月25日の総会での承認を経て副会長就任が決定した。2010年に政令指定都市となったことで回ってきた職責で相模原市からは初めての副会長選出となる。半世紀以上市の水泳協会に携わり、市のスポーツ協会を代表して県スポーツ協会の評議員を4年間務めていたことなどもあり、「相模原なら樋川さんしかいないよ」と言われていた。これまで水泳中心だったが、これからは全ての競技に関わることが増える。情報提供やコンプライアンスの問題など「広い視野に立って地域のスポーツの役にたてれば」と気を引き締めた。
○…東京・立川市の生まれ。「教員になりたい」と思ったのは教員だった両親の影響というより、世話好きな性格から。同級生や近所の子どもたちを集めて将棋大会を開くなど子ども好きが高じての志望だった。親の七光りを嫌い、神奈川で受験。歴史が好きで鎌倉を希望したが、人口増で教員が足らない相模原に。私大卒で中高の免許しかなかったが採用は小学校。1年間は助教諭で昼間は授業、夜は京浜女子大(現鎌倉女子大)までピアノの研修に出かけた。
○…水泳に関わったのは「暇だろ?」と水泳協会の理事長だった先輩に、学校の夏休みのプール指導員に駆り出されたのがきっかけ。当時は相模川での水難事故も多く、協会では泳法はもちろん「命を守る・救う」ための指導を叩きこまれた。「相模原は指導が進んでいた」と先人の教えに感謝する。
○…身体のことを考えてくれる妻の手料理と適度な運動、早寝早起きが健康の秘訣。最近は水泳よりもウォーキングが中心だが、今年は地元開催の「ねんりんピック」に選手として出場する。水泳会場は地元相模原のグリーンプール。快泳が期待される。
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