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相模原市 14施設で子どもが無料に 来年10月 経済負担軽減へ 

スポーツ

公開:2022年11月24日

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多くの子どもがスケートボードの練習をする小山公園ニュースポーツ広場=11月19日
多くの子どもがスケートボードの練習をする小山公園ニュースポーツ広場=11月19日

 相模原市はこのほど、市内に在住・在学する中学生以下を対象に、スポーツや生涯学習施設14施設を個人で利用する場合、利用料金を無料とすることを発表した。子どもの居場所づくりの推進や子育て世代の経済負担軽減が目的。2023年10月から実施する予定となっている。

 市は2020年3月に作成した「未来へつなぐさがみはらプラン〜相模原市総合計画」の中で、「少子化対策」を取り組むべき重点テーマの1つに掲げている。さらに、今年4月には、市長公室総合政策部に「少子化対策」の担当部長を設け、さまざまな対策を議論してきた。

 一方、内閣府が19年にまとめた相模原市の出生率は第1子が0・62で県内33市町村中12位。県平均の0・58を上回るものの、第2子が同27位となる0・48で県平均の0・52を下回る結果となったのを考慮し「経済的理由で2人目の子どもを育てるのは厳しいとの声がある。そうした対策の1つになれば」と、市政策課は今回、無料化を決定した背景を話す。

 無料の対象となる14施設(表参照)は、スケートボードなどが楽しめる小山公園やプール、体育館のほか、市立博物館のプラネタリウムや相模川ふれあい科学館の展示室など。同課によると、「南区・中央区では子どもの人数に比べ、公園や子どもが遊べる所が少ない。無料化で子どもの居場所づくりに少しでも役立てば」と期待する。

 今後は来年3月市議会で条例改正案を提出し、可決されれば同年10月から開始される見込み。

利用者は歓迎

 北市民健康文化センタープールに緑区から訪れた中野小4年の児童は「初めて聞くが本当ならうれしい」と話す。

 小山公園で週4、5回練習を行い、プロのスケートボード選手を目指す康(やす)浩太さんは「練習頻度が多いので本当ならとても助かる」と喜んだ。  同公園を管理する横山公園グループ運営共同企業体は「子どもにとっては大変喜ばしいこと。利用しやすくなると思うので、この公園で練習する子どもたちから、大きな舞台に羽ばたく子が出てもらえれば」と話した。

14施設で子どもが無料に-画像2

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