「共にささえあい 生きる社会」
相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html
高齢者が多く暮らす団地の一画に青空居酒屋が出現--。中央区内の団地を中心に「走る居酒屋」ならぬキッチンカーを走らせるのはファニーズキッチンの店主・三浦知子さん。高齢者の見守りとしても一役買っており、地域にとってかけがえのない交流の場になりつつある。
横山団地では5月27日夕刻、20人ほどの住民がキャンプ用のテーブルとイスを広げ、ビールを手に談笑を楽しんでいた。
キッチンカーで販売するのはビールやサワーのほか、惣菜やおつまみ類。特にアジフライが人気だという。鮮魚店も同行し、焼き魚も味わうことができる。
「横山団地では今年4月に始まり、皆さんが楽しんでいる。横山団地は高齢者が多い。こういう場がないと引きこもったままの人も多く、安否確認にもなっている」と話すのは、横山団地自治会の大久保秀子会長。
三浦さんがキッチンカーによる移動販売を始めたのは2021年。地域の高齢化が進む中、飲食業の経験を生かして高齢者の食生活の助けになりたいと、団地に特化した惣菜の販売を始めた。当初は下九沢団地で実施していたが、今では横山団地のほか、上九沢団地や田名団地のどこかでほぼ毎日営業している。営業前には高齢者の見守り活動を行うのが日課だ。
これまでに団地内で倒れて動けなくなっている高齢者を救ったり、洗濯物が干されたままになっているのを不審に思い寝込んでいた高齢者の発見につながったこともあった。「見守りとして実際に効果があるといい。地域コミュニティとしてはこの感じがいいと思う。各団地や各地域に広げていきたい」と三浦さん。
三浦さんに同行しキッチンカーで鮮魚の販売を行っている株式会社ISLEの主任、伊藤准一さんは「相模原の団地ではこうしたキッチンカーを通じたコミュニティが広がっている。夕方から魚を販売できる新たな販路ができ、商売としてもいい」と話す。
三浦さんは今後、コロナ禍を経て中止・縮小となっている自治会の夏祭りの支援にも乗り出す考え。「コロナをきっかけに夏祭りをやめてしまった所も多く、高齢化で実施するのも難しくなっている。キッチンカーを活用した夏祭りの支援をやっていきたい」と話している。
「共にささえあい 生きる社会」相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html |
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