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東海大学 小坂真理 准教授にインタビュー 「誰一人取り残さない」社会へ

社会

公開:2024年6月13日

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「誰一人取り残さない」社会へ

 国連で2015年に採択されるやいなや、急速に世界に広まったSDGs。折り返し地点を過ぎたものの、このままでは目標達成が厳しいという声があります。私たちは何に取り組むべきか、東海大学の小坂真理准教授に話を聞きました。

♦取り組む上で意識することは

 1つでもいいので何か目標に向けて行動すると、さらに課題が見つかり、全ての目標につながっていきます。

 環境悪化は、(飢餓で苦しむ人など)極度に貧しい生活をしている人たちに一番影響を与えます。例えば、目標13「気候変動に具体的な対策を」が目標1「貧困をなくそう」や目標2「飢餓をゼロに」といった社会的課題にどのような影響を与えているのかを想像してみてください。

 メディアの影響でSDGs=環境問題を解決しないといけない、と考える人がほとんどなのですが、根底にあるのは「誰一人取り残さない」ことなんです。貧困の子どもたちの存在は、遠い世界のことだと思っている人がいますが、日本にもこども食堂を頼らざるを得ない人が身近にいるということを意識してほしいです。

♦︎具体的にできることは

 食品ロスを出さないことやペットボトルを使わないことなど「これまでやってきたできるレベルのことをやる」という考えでは、目標達成は難しい状況です。(既にSDGsを意識している人は)他者へ呼びかけることが今後重要です。一番の近道は、政策に働きかけることなので、デモへの参加やパブリックコメントの提出も大切だと考えます。行動をとることによって方向性が変わり、問題だったことが周りに認識され、行動の連鎖が起こるのではないでしょうか。

無駄な努力ない

♦読者に向けて

 SDGsの取り組みは行政や大企業だけが取り組めばよいのではありません。自分は関係ないという思い込みはしないでほしいです。無駄な努力はありません。

 世の中の問題を自分ごととして考えられるよう、身体的に悩んでいる人の疑似体験ができるVR技術も開発されています。妊婦や認知症患者になりきれるものもあるので、体験イベントがあれば積極的に参加してほしいです。

「誰一人取り残さない」社会へ-画像2 「誰一人取り残さない」社会へ-画像3

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