神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

中学生硬式野球チーム「海老名リトルシニア」の監督として、全国3位に導いた 飯塚 良二さん 上溝在住 55歳

公開:2012年10月4日

  • LINE
  • hatena

「立派な指導者を育てたい」

 ○…8月9〜13日の「第6回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」で、監督を務める「海老名リトルシニア」が全国3位に輝いた。上溝の小さなホームグラウンドで約90人を指導。全国1300チームが目指す同大会で入賞を果たした。「競って競って、常に綱渡りをしているような気分だった」と安堵の表情を浮かべた。

 ○…市内出身。上溝中学で野球部に入部。上下関係が厳しく「しょっちゅう辞めたいと思った」と振り返るが、我慢強く続けるうちに主将としてチームをまとめる存在に。高校でも1年から3番でレギュラーの正捕手として活躍するなど、順風満帆の野球人生を歩んだ。しかし、社会人チームに在籍後、自分と周りのレベルの違いを見せつけられ、チームに所属していた5年間の多くをベンチで過ごした。今となってはその挫折も、指導者としては大切な経験だったと実感している。

 ○…趣味は時代劇を観ること。「昔は面白さが分からなかったけど、思えば親父も同じように時代劇を好んで観てたよ」。しかし、市役所に勤務する傍ら、週の大半はホームグラウンドで指導にあたっているため、なかなか観る時間がないのが現状だ。それでも多忙な中で野球に打ち込めるのは、社会人チーム在籍中に出会った妻のサポートがあったからと感謝する。育児も任せっきりだった。今では息子・娘ともに成人し、好きな道を歩んでいることに喜びを感じている。

 ○…選手には、コツコツと努力を積み重ねることの大切さを訴える。練習においてもチームは常に全力投球。年間100試合をこなせる選手を育成し、来年は同大会で優勝を目指す。「ここでの経験を高校で活かし、最終的に立派な指導者になって地元に帰ってきてほしい」。教え子が率いるチームの試合を観戦するのが、老後の一番の楽しみだ。
 

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

御手洗 理英さん

4月1日付けで相模原市美術協会の会長に就任した

御手洗 理英さん

矢部在住 64歳

5月2日

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook