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交通安全国民運動中央大会で交通栄誉章緑十字金章を受賞した 小久保 格三郎さん 富士見在住 88歳

公開:2013年3月7日

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交通安全訴え現役貫く

 ○…1月に行われた第53回交通安全国民運動中央大会(全日本交通安全協会および警察庁主催)で、交通安全功労者に贈られる最高栄誉の賞「交通栄誉章緑十字金章」を受賞した。相模原交通安全協会に加入し、今年で50年。節目の年での受賞に「推薦してくれた人たちのおかげ」と謙虚にほほ笑んだ。

 ○…栃木県出身。高校卒業後に上京し、技術職で日本電気へ入社する。相模原へは、東洋一の大工場と呼ばれた同社の相模原工場稼働とともに赴任した。交通の便が悪かった当時の相模原。通勤するのに「足が無いと困る」と、一念発起し購入した中古のトヨタパブリカ。念願のマイカー購入が、協会加入のきっかけとなる。車を所有する人自体が珍しかった時代、すぐに加入の依頼があったのだ。交通安全週間など各種イベントの企画、運営に汗を流し、支部長、理事、副会長といった役職も歴任した。

 ○…カフェや本屋巡り、野菜栽培にウォーキングと多彩な趣味を持つ。とくに徴兵時の苦悩を想い書き始めた詩の創作は、終戦から筆を執り、詩集も発表したほどだ。健康と若さを保つ秘訣について、「食事と運動」そして「好奇心」だと力説する。90歳近くなった今の夢は「射撃と乗馬に挑戦すること」と目を輝かせた。

 ○…27歳の時、父を交通事故で亡くした。自転車で走行中、トラックに跳ねられたのだ。「もうあんな思いは誰にもさせたくはない」。50年間、交通安全を訴え続けてきた情熱の原点に亡き父の存在があった。協会活動への参加は、「自分自身が安全を心がけているのかを確認できる」と話す。だからこそ、交通を取り締まる警察ではなく、市民が参加する意味を見出す。「ビラ配りなど率先して走り回りたい」。今でも協会の顧問や会報誌の編集委員長を務めている。「もっと安全な街へ」生涯現役を貫く。
 

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